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はらん

食べものの仕切りや、下敷きに利用されている『はらん』

いけばなでもよく使われます。
いろんなお花と組み合わせて、足元に入れたりもしますし、はらんの葉だけを一枚ずつ重ねて活けることもあります。

法華寺御流では、決まった活けかたを「格花」と呼んでいます。

葉蘭(はらん)格花 七枚活↓
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葉蘭格花 九枚活↓
はらん_e0414615_00140574.jpg

葉蘭の軸から葉先に通じる葉脈は左右どちらかにかた寄っていて、広狭があります。
出生に準じて、格花を活ける時は、この左右の広狭を交互に葉を組合せていきます。
また、ハサミで先を切った葉は、枯れ葉を表しています。

そんなことを教わると、
自生している葉蘭を見つけたときに、まじまじと見つめてしまいます。
広いと狭い、あるある!
交互に重なって…いるのかどうか微妙なところもあるけれど^^; なってるなってる!
 枯れ葉は重なりの一番後ろにありました。
はらん_e0414615_20223461.jpg

葉蘭は一年中常緑の多年草ですが、枯れては新たな芽がでて、どんどん世代交代しているのですね。
自然の姿を見ると、いろんな気づきがあります。

お近くに葉蘭がある、という方がいらっしゃったら、葉脈や重なり方、ぜひ観察してみてください^^

by shunsouan_g81 | 2021-01-22 08:00 | 法華寺御流 | Trackback | Comments(0)